小学校中学年までは男女の体にそれほど変化は見られませんが、高学年になると体格的に男子を女子が追い越すなどの現象がみられるようになります。
女子の初潮は高学年で約半数以上、また男子も女子に比べればやや遅いものの、精通や声変りが始まる子もいます。
このような大人の入り口ともいわれる小学校の高学年の子供たちは、いったいどのような心理状態なのでしょうか。
1.自立・反抗
まだまだ親に頼らなければならない面があるものの、心理的にはすでに独り立ちが始まっています。そのため親よりも友達を優先するようになる時期。
そして親への気持ちと自分の欲求の板挟みになり、「反抗」という形であらわれる子も少なくありません。親に干渉されたくない、親に秘密を持つといった感情もこのころから始まります。
2.自己肯定感・劣等感
大人に近づきたいという欲求が強くなり、自己肯定感や劣等感が強くなりがちな時期でもあります。また同時に羞恥心も強くなります。
反面仲間意識が強くなり、仲間づくりや仲間外れといった出来事も起こるようになります。
3.思考力・能力
判断力や推理力が大人と同レベルになってくるのもこの時期。ただし経験不足から大人と同じような判断はまだ無理です。
思ったような結果が出ない落胆などを感じやすく、自暴自棄な行動も増えることがあります。
4.良い悪いの分別
正義感が強くなり、友達にも大人にも批判的になる場面がみられます。学級会や委員会など集団運営を行う力が生まれます。
《チャイルド心理カウンセラー資格の口コミ》
チャイルド心理カウンセラーは、胎児期から乳児、幼児、学童、思春期までの子どもの心理を十分に理解し、悩みや問題に対してカウンセリングを行う技能、知識を持つ人に与えられる資格です。
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