ブランケット症候群になりやすい年齢は乳幼児のころです。その後幼児期から成長期を迎えるころになると、個人差はあるものの自然におさまっていきます。
そもそもブランケット症候群になる原因はどこにあるのでしょう。
１．心理的・環境的ストレス
ブランケット症候群の大きな原因は、心理的・環境的なストレスによるものだとされています。
幼い子供は一人では生きていけないので、周囲の状況の変化に非常に敏感です。そのため常に世話をしてくれる親が必要ですが、いつもそばにいるとは限りません。
家にいるときは安心でも外出した時は、普段と違う風景なので大きなストレスを感じるのです。
その時に起こるのがブランケット症候群なのです。
２．安心感を得たい
例えば幼稚園や保育園に通うようになった、弟や妹が生まれて母親が手をかけてくれなくなったという場合、その環境の変化は子供のとっては大きな不安を伴います。
そんな時ストレスを緩和してくれるのが必要になります。この時いつもと変わらないブランケットやぬいぐるみなどに執着が生まれ、ブランケット症候群が起こると考えられています。
３．母親に見立てている
見立てると言っても、母親の愛情不足ということではありません。
赤ちゃんはもともとお母さんの胎内にいた状態から、出産すると完全に切り離されてしまいます。その不安を和らげるのが、ブランケットやぬいぐるみ。
同じものを身の回りに置きたいという欲求がブランケット症候群であるとされています。
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