ハーブは基本的には健康や美容を増進させるものなのですが、その日の体調や摂り過ぎ、飲み過ぎで副作用が出る場合もあります。またアレルギー症状がある人には、ハーブによってはその症状を悪化させることもあります。
ここでは持病や体質によって、控えたほうがいいハーブをご紹介します。
1.リコリス:高血圧・糖尿病の人
リコリスはマメ科の植物で、気管支炎の炎症や、胃酸の分泌を抑えて胃の粘膜の保護をするなどの働きがありますが、一方でむくみや血圧の上昇を引き起こすことがあります。
そのため高血圧や糖尿病、腎不全の人は控えたほうがいいでしょう。
また早産を引き起こすこともあるため、妊娠中の方も避けましょう。
2.ホーステール:心臓病・腎臓疾患のある人
ホーステールは「シリカ」という成分を含んでいます。シリカは骨の形成に役立つため、骨折や捻挫、治りにくい傷などに効果が期待できますが、心臓病や腎臓疾患のある人には悪影響をことがあります。
また妊娠中や授乳中の人に対して安全性が確認されていないため、注意が必要です。
3.ジュニパーベリー:腎臓疾患のある人
ジュニパーベリーはヒノキ科のハーブで、ジンの香りづけなどに用いられることがあります。高い利尿作用をもっているため、ヨーロッパではデトックスや泌尿器科の感染症などに利用されることがあります。
ただし腎臓に強い刺激があるので、腎臓疾患のある人にはお勧めできません。また利尿剤を服用している人も注意しましょう。
4.サフラワー:出血傾向のある人
サフラワーは日本では「ベニバナ」という名で知られています。血流を刺激する作用があるため、体を温めて冷え性を改善する働きがあるといわれています。更に生理不順や更年期障害など婦人科系のトラブルにも役立ちます。
しかし子宮を収れんさせる作用があることから、妊娠中の使用は避けたほうがいいでしょう。また血行を促進させるため、出血傾向や出血性の疾患がある人も注意が必要です。
そしてキク科の植物であることから、ブタクサなどの花粉症がある方も注意したいハーブです。
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