子供の心の状態は現在だけでなく、将来大人になった時にも影響する重要なものです。そのため子供のメンタルに関する資格は、専門性の高いものから入門者レベルまでさまざまです。
ここではその中のひとつ、「臨床発達心理士」の資格についてご紹介します。
１．発達心理学を扱う資格
臨床発達心理士とは、主に発達心理学を扱う資格です。
発達心理学を学べば、子供の発達や成長に寄り添いながら、相手が必要とする手助けを提供できるようになります。
この資格は専門性が高いため、さまざまな場面に活かすことが可能です。
２．不登校、引きこもり、発達障害などをケア
臨床発達心理士が対応する問題は多岐にわたりますが、一般的には子供の不登校、引きこもり、発達障害をケアすることが多い傾向です。
その他には育児に対する不安や虐待といった問題に対応することもあります。
３．臨床発達心理士の資格の取り方
臨床発達心理士の資格を取るには、臨床発達心理士認定運営機構の試験に合格する必要があります。
ただし受験するためには、受験資格を満たすことが必要です。
受験資格のタイプは主に以下の５つに分かれます。
① （大学）院修了
発達心理学隣接諸科学の大学院修士課程の学生、または修了後３年未満
② 現職者院修了
臨床経験が３年以上あり、現職者である。かつ、発達心理学隣接諸科学の大学院を修了している。
③ 現職者学部卒
臨床経験が３年以上あり、現職者である。その上で、発達心理学隣接諸科学の学部（4年制）を卒業している。
④ 研究者
大学や研究機関で５年以上研究職に勤務している。
⑤ 心理士
公認心理師資格（臨床心理分野の国家資格）を取得している。
以上に該当しない場合は、「指定科目取得講習会」を受講して単位を取得すれば、受験資格が得られます。
また大学院で発達心理学隣接諸科学を専攻していない場合でも、教育職員免許状専修を持っているか、医学部、薬学部、歯学部など、六年制の大学の学部を卒業している場合、受験資格を得られます。
《チャイルド心理カウンセラー資格の口コミ》
チャイルド心理カウンセラーは、胎児期から乳児、幼児、学童、思春期までの子どもの心理を十分に理解し、悩みや問題に対してカウンセリングを行う技能、知識を持つ人に与えられる資格です。
ここでこの資格を持つ人たちの口コミを見てみましょう。
・思春期を迎え親子の会話が減って、子供自身も感情のコントロールが難しくなってきた様子。この資格を得て、そんな子供への適切な声掛けができるようになりましたね。
・子供に対する接し方がわからなくなり、資格を取ってみました。今は以前よりも気持ちに余裕が持てるようになった気がします。
・まだ自分の思いをうまく伝えられない年齢の子どもの様子やしぐさから、悩みやストレスにいち早く気付けるようになりました。
