整体師は専門的な職業であり、体についての深い知識が必要です。また施術だけでなく、その他にもカウンセリングや洗濯などさまざまな業務があります。
ではそもそも整体師の仕事とは具体的にどのようなものなのでしょうか。
1.基本的に手足の技術のみで施術する
整体とは簡単に言えば「体の歪みを整えることで不調を改善に導く施術」です。
整体というと何か道具を用いて施術するイメージを持つ人もいるかもしれませんが、基本的には手足を使った技術を用いて行います。
同じように手技を用いる療法にはあん摩やマッサージなどがありますが、整体の基本となるのは背骨や骨盤といった歪みが現れやすい場所に対して矯正を行うことです。
体の歪みによって血行が悪化したり、筋肉の疲れなどを矯正することで回復に導くのが整体の仕事です。
2.医師との違い
整体師と医師の大きな違いは、整体師は症状の緩和には関われるものの「治療」はできないということです。
医師は国家資格に合格して医師免許を与えられることで、治療を許されている仕事です。一方整体師は国家資格がないため、免許を持つことはなく、法律によって治療を行うことは禁じられています。
もし患者さんに医学的な処置が必要になる場合は、整形外科医が治療することになります。
3.柔道整復師との違い
整体師と柔道整復師では仕事の内容が大きく異なります。
柔道整復師は脱臼や骨折、捻挫など骨や関節、筋や靭帯などの損傷を、手術せずに治療する仕事です。そのため柔道整復師にも国家資格が必要で、資格を取得することで「整骨」「接骨」として施術ができるようになります。
一方で整体師は「整骨」「接骨」という言葉を使用することはできません。
4.さまざまなタイプ分けがある
健康面のケアをするだけが整体ではありません。美容整体やスポーツ整体などを行うこともあります。
また整体師は1日に何人もの施術を行うので体力を消耗し、力も相当に使うので腱鞘炎になってしまうことも少なくありません。
《整体セラピスト資格の口コミ》
整体セラピストは、整体の歴史や体表構造、人体の構成、脳のつくりと働き、骨格の構成など整体の基本知識を持っている人に与えられる資格です。
ここでこの資格を取得した人たちの口コミをご紹介します。
・資格を使いカルチャースクールやイベントで、講師として仕事をしています。
・身体の骨格の構成それぞれの働きについての知識が身についたので、不調の根本原因から解決法を導き出すことができるようになりました。
・整体師として独立開業したかったので、施術のノウハウとともに開業や経営についての知識も得られたのがとてもよかったと思います。