現代はストレスを感じていない人の方が少ないですよね。
適度なストレスは人間に必要といわれていますが、日々それを募らせていくとやっぱり心身にこたえますよね。
精神安定剤を病院で処方してもらうのもいいのですが、特に副作用に悩まされている人は漢方薬を試す価値があるかもしれません。
漢方のいいところは…
・眠気がない
・調整がしやすい
・副作用のリスクが少ない
・依存症がない
・中止しやすい
そしてデメリットもあります。
・即効性はない
・味やにおいが気になることがある
メリットデメリットだけじゃなく、もちろん専門家のアドバイスを受けることも大事です。
1.半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
ストレス玉やヒステリー球などと呼ばれるのどのつかえ感、ありませんか?
のどの検査をしてもなにも異常がなく、気分がふさいでいるなら精神的なものが原因かもしれません。
不安感や緊張感、イライラ、不眠などにも。
そんな時はこの半夏厚朴湯がおすすめです。
2.桂枝加竜骨牡蛎蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
よく眠れずイライラする、ささいなことが気になるなどのときにおすすめの漢方です。
この漢方のベースは体のバランスをとる「桂枝湯」で、気分を落ち着かせてくれる作用があります。
3.抑肝散(よくかんさん)
もともとは子供の夜泣きや疳(かん)の虫に使われていた漢方なので、年齢に関係なく飲めます。
最近では高齢者の不安感やイライラにも使われています。
4.加味逍遙散(かみしょうようさん)
生理不順や更年期障害などから起こる自律神経失調症による、不眠や不安、イライラなどをやわらげます。
女性の精神神経症状に効果があります。
【漢方を始める前、始めてからやってみたいこと】
薬に頼らずふだんの生活に、空気がきれいなうちの朝の散歩を取り入れてみるのもいいですよ。
落ち込み気味の時はジャスミンやカモミールのハーブティ、イライラしたらかんきつ類を入れた紅茶やミントティを飲んでみてください。
思いがけず気分が晴れてきたり、落ち着いたりするものです。