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ここでは日本メディカル心理セラピー協会の資格にちなんだトリビアをご紹介します。
日本メディカル心理セラピー協会にある「陰陽五行士」の資格。
この陰陽の考え方は風水占いや漢方薬にも使われています。
ところで漢方薬というと、体にやさしい=副作用がないと考えがちですが、実は漢方薬にもちゃんと注意が必要な副作用があるんです。
漢方薬は西洋医学の薬と違って、複数の生薬が配合されているのでちょっと複雑なようです。
でも大方この生薬が副作用のもとだろうということはわかります。
代表的な漢方薬の副作用を見てみます。
1.甘草(かんぞう)
甘草の効果は抗炎症作用、鎮痛作用、解毒などです。
漢方薬のおよそ7割に含有される生薬です。
甘草によって起こる副作用は「偽アルドステロン症」と呼ばれます。
副作用の症状は初期で手足のしびれ、つっぱり感、脱力感。その後血圧上昇、体重の増加、むくみ、口の渇き、食欲不振、倦怠感などが見られるようになります。
これは肝臓の主成分「グリチルリチン酸」が作用することで起きます。
副作用を防ぐためには甘草グリチルリチン酸を含む薬や、グリチルリチン酸を甘味料として使っている食品、一部の利尿薬との併用に注意することが大事です。
2.麻黄(まおう)
麻黄は新陳代謝を活発にして体温を上げたり、頭をすっきりさせます。
しかし一定以上飲むと例えそれが風邪の時飲む葛根湯だとしても、アスリートはドーピングの検査で陽性と判定されてしまいます。
副作用は動悸、不眠、多汗、胃もたれ、食欲不振などです。
この他、地黄(じおう)は胃もたれ、食欲不振、下痢など、黄ごんは間質性肺炎、肝機能障害、発熱、呼吸困難などの副作用があります。
次の人は特に注意が必要です。
・薬を3種類以上併せて飲んでいる
・男性よりも女性
・50~80代
・身長が低く体重が軽い
・利尿剤を飲んでいる
・インスリン治療をしている
・肝臓疾患の治療中
・妊娠中
漢方薬は効き目が穏やかで体にやさしいと思いがちですが、副作用の起こり方も同じようにゆっくりで知らないうちにひどくなっていることがあります。
充分注意したいですね。
日本メディカル心理セラピー協会では陰陽五行士のほか、占いの資格がたくさんそろっています。占い好きの方はぜひチェックしてみてくださいね!