インナーチャイルドは「傷ついた子供の心」を指すといわれています。これは幼少期に受けた心の傷が、大人になっても大きな影響を与えている状態。なにも”虐待を受けた子供がなるもの”とは限りません。誰にでも思い出したくない子供時代の嫌な記憶、体験はあるでしょう。それがインナーチャイルドにつながっているのかもしれません。
インナーチャイルドの存在を認めることで、自分の人生をより良くする第一歩となるのではないでしょうか？
１．インナーチャイルドは子供の頃の辛い体験
インナーチャイルドとは幼少期、10歳ぐらいまでに受けた心の傷やトラウマのことです。これは虐待を受けた子供に限ったものではありません。
こんな体験はないでしょうか。
「〇〇君はスゴイわね。うちの子は全然ダメなのに」と、親と近所の人の会話を耳にしてしまった…
よくある話ですが、このような出来事も子供の心の傷やトラウマになりうるのです。そして大人になっても自分の感情や欲求を表に出せなくなり、人間関係が上手くいかず、生きづらさを感じる人もいます。
このようにだれもが子供時代の嫌な思い出、辛い体験から、インナーチャイルドを抱えている可能性があります。
２．アダルトチルドレンとの違いは？
インナーチャイルドとよく似た言葉に｛アダルトチルドレン」がありますが、インナーチャイルドとの違いは何でしょうか。
アダルトチルドレンは「大人になった子供」といわれています。苦しい家庭環境で育った子供が大人になっても子供の頃のトラウマに縛られ、精神症状が出て上手く生きていけないという意味です。一方でインナーチャイルドは子供の頃に受けた「負の感情」を指します。
似ているようで異なるこの二つ。実はインナーチャイルドとアダルトチルドレンには密接な関係があるのです。インナーチャイルドを癒すことは、アダルトチルドレンの克服にも効果的だといわれています。
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