マインドフルネス瞑想には、ストレス軽減や免疫機能向上など、現代人に合った効果を得ることができますが、そのやり方にはいくつか種類があります。ここでは「音に耳を澄ます瞑想」と「食べる瞑想」をご紹介します。
1.音に耳を澄ます瞑想
この瞑想では以下の5つの音を使って行います。
・波の音
・電車の音
・鳥の鳴き声
・雑踏
・時計の音
その他、さまざまな生活音を使うこともできます。
例えば公園での子供の声や噴水の音、風の音など。あるいは家の中で冷蔵庫のモーターの音や風鈴の音、テレビやラジオの音(聞こえないぐらいの音にする)。
〇STEP1:ひとつの音に集中
5つの音が同時になっている中からひとつの音を選び、1分ほど集中して聴くことを5回繰り返します。
〇STEP2:短時間で聴く音の切り替え
STEP1と同じように行いますが、集中して聴く時間を10秒程度にし、次々切り替えていきます。
〇STEP3:全ての音を同時に
5つの音全てに意識を向け、同時に聴きます。
2.食べる瞑想
食べる行為のひとつひとつに意識を集中させる方法です。
食べ物を見る、香りを嗅ぐ、舌で味を感じる、かんだ時の感触、胃に入った時の感触など、ひとつひとつの動作や感覚に意識を集中させます。
これによって食べ過ぎを抑え、ご飯がおいしく感じられます。
〇STEP1:食べ物の観察
手や食器で触れる感じ、香りなど食べ物の見た目をよく観察し、視覚、触覚、嗅覚に意識を集中して食べ物を楽しみます。
〇STEP2:心の観察
「おいしそう」「早く食べたい」など自分の感情を観察し、感情的ではない「観察する自分」に視点を切り替えます。
〇STEP3:食べ物に関わった人を考える
農家の人、トラックの運転手、市場の人など、この一食ができるまでに、数えきれない人がかかわっていることを想像してください。
多くの人の働きがあってこそ、食事ができることを考えましょう。
〇STEP4:食べ物ができるまでの必要な条件
食べ物ができるまでには、太陽の光、土、空気、水、動物や植物を設計する遺伝情報などが必要です。食べ物から自然の大きなエネルギーをイメージしましょう。
〇STEP5:舌先で味わう
食べ物を口に入れたら、嚙む前に舌先で味わいます。
舌で触れる触感、味など、目を閉じて全身に起きる変化を意識します。
〇STEP6:意識して噛む
噛むときは噛むことだけに集中。20~30回ほど食べ物の形がなくなるまで噛みます。
〇STEP7:食道や胃の感覚への意識
飲み込むことで食べ物が食道を通り、胃に入っていくのを感じます。
満腹感が味わえ、ダイエットにも効果があるでしょう。
《マインドフルネスセラピスト資格の口コミ》
マインドフルネスセラピストは、マインドフルネス瞑想の知識と効果、注意点、さまざまな方法について十分理解していることが証明される資格です。
ここでマインドフルネスセラピストの資格を持つ人の口コミを見てみましょう。
・高いリラクゼーション効果があるマインドフルネス瞑想で、ストレスがかなり軽減され心の余裕も生まれました。
・忙しい毎日の中でもマインドフルネス瞑想を行うと、自分を客観的に見つめなおす時間ができて落ち着きます。
・ストレス緩和にも集中力アップにもなるので、勉強の効率も上がっています。