福祉心理カウンセラーは、心理学に関する知識を持ち、それを福祉の現場におけるカウンセリングで活用できる専門家です。そんな福祉心理カウンセラーは、その実務において特別な資格は必要ありませんが、実力の証明や信頼を得るためには資格取得が望ましいといえます。
ここでは福祉の実力を証明される資格をご紹介します。
1.福祉心理カウンセラー
福祉心理カウンセラーは、日本メディカル心理セラピー協会が発行している資格です。
福祉と心理学の基礎知識を持っており、その知識が実際のカウンセリングに活かせるレベルであることを証明できます。
【試験概要】
・受験資格:なし
・受験料:10,000円(税込み)
・受験申請:公式サイトから申し込み
・受験方法:在宅受験
・合格基準:70%以上評価
・試験日程:2カ月に一回ペースで開催(年度による)
2.福祉心理アドバイザー
福祉心理アドバイザーは日本インストラクター技術協会が発行している資格です。
福祉に関する心理学の知識を持っていて、その教育者として活動できるだけの実力を証明できます。
教育者としての知識が保証されることで、教室やスクールの講師として活動する際に役立ちます。
【試験概要】
・受験資格:なし
・受験料:10,000円(税込み)
・受験申請:公式サイトから申し込み
・受験方法:在宅受験
・合格基準:70%以上評価
・試験日程:2カ月に一回ペースで開催(年度による)
3.福祉心理士
福祉心理士は日本福祉心理学会が発行している資格です。
福祉サービスを利用する人の症状の判断や、施設で働く際の基礎学力や技能があることが証明されます。この資格は特定の必須科目を履修することで取得できるもので、さまざまな福祉施設で働ける基礎が築けます。
【試験概要】
・申請資格:指定された基礎科目、心理学関係科目、社会福祉学関係科目を履修していること
・申請料:なし
・申請方法:必要書類を協会ホームページからダウンロードして、郵送で提出
・審査方法:不明
・審査基準:不明
・審査日程:12月頃
《福祉心理カウンセラー資格の口コミ》
福祉心理カウンセラーは福祉に関する知識、心理学の基礎知識、さまざまなストレスから起きる症状を理解して、カウンセラーとして活動できる人におくられる資格です。
ここでこの資格を取得した人の口コミを見てみましょう。
・訪問介護士としてのスキルアップができ、利用者さんとそのご家族へのアドバイスも適切にできるようになりました。
・最近は住宅でも高齢者の方に配慮した要望が多く、資格を取ったことでその要望に沿った提案ができ、お客様に喜ばれています。
・ストレスは働く人だけのものではなく、高齢者の問題でもあるので福祉に関わる自分にも必要な資格です。取ってよかったです。