マインドコントロールとは、その人の行動や思想、感情、情報をコントロールされることによって支配者の意のままに行動させられてしまうことです。ではなぜマインドコントロールされてしまうのか?それは人の心理的な原理原則を上手く利用しているからです。
1.返報性
「人から何かされたらお返しをしなければならない」と思う心理です。相手が支配者になると、支配者にしてもらった恩を返さなければと思ってしまうのです。
2.コミットメントと一貫性
人は何か決定して立場を得ると、その立場と一貫した行動を取りたいと思うようになります。この心理は社会的に一貫性のある人ほど高く評価されやすいことが背景にあります。
また自分が決めたことや約束したことを変更しにくいと、無意識のうちに考えてしまいます。
3.社会的証明
人は何か判断や行動をする時に、無意識に他人の行動に影響されてしまいます。
行列のできる店を見ると入りたくなってしまう、「ベストセラー」などと書かれた本を手に取ってしまう、これも社会的証明の原理です。
4.好意
対人関係の中で「何を言うか」よりも、「誰が言うか」を重視しているという原理です。人は知らない人より、信頼でき好意を持っている人の話に心を動かされるものです。
支配者は初めとても親切であなたがしてほしいことを無償でしてくれます。そうして信頼と好意を得てからマインドコントロールを仕掛けてくるのです。
5.権威
権威のある人からの要求に、服従しなければならないと思う心理的圧力を利用したものです。その権威は実体がなくても効果があるもので、肩書きや服装、装飾品を見て、権威のある人だと反応してしまいます。
6.希少性
人は手に入りにくいものほど、それを得る機会を貴重なものだと感じてしまいやすいものです。例えば「今だけ限定」「先着10名様」などのセールストーク。今しか手に入らない、今なら他の人より特別なものが手に入ると優越感に浸るのです。
カルト教団などでは「君だけが特別」などと言って、その人が特別な存在だと信じ込ませます。すると多少無茶要求でも、やってあげようと思ってしまうのです。
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