喜怒哀楽から起こるストレスには、音楽の「同質の原理」を利用するのが最も効果的です。不安な時は不安を連想させる曲を、イライラするときにはイライラを連想させる曲を聴いて気持ちを落ちつかせます。
そして気持ちが落ち着いたら、その気持ちとは正反対の曲を聴き、更に心の安定を図りましょう。
1.不安な時は軽やかで明るい音楽などを
心配事が重なり不安な気持ちになった時は、まず「同質の原理」で気持ちを落ち着かせます。その後は不安な気持ちとは反対の、明るい音楽やリズミカルな音楽を聴きます。
歌詞の一部に「不安を吹き飛ばそう」「あなたなら大丈夫」など、不安を軽減してくれるようなフレーズが入った曲を選択しましょう。
例えばZARDの「負けないで」の歌詞の一部では、「負けないでもう少し最後まで走り抜けて」というフレーズがあります。不安や心配事に押しつぶされそうになる時もあるけれど、負けずに頑張っていこう!、という前向きな気持ちになれる曲。
このように不安な時はフレーズにポジティブな意味が含まれる曲や、無理のないリズミカルな曲を聴くことがおすすめです。
2.穏やかな音楽でリラックスする
一方で、更に気持ちを落ち着かせるために、リラックスできる曲を聴く方法もあります。この場合は歌詞のある音楽よりも、歌詞のないクラシックやピアノ演奏などがおすすめです。
音楽療法でも実際に使われている曲はこちらです。
・ショパン「ノクターン1番・2番」
・モーツァルト「劇場支配人」
3.好きな音楽やテンポのいい音楽で元気を出す
好きなアーティストや曲があれば、その中で元気になれるものを選びましょう。中でもテンポのいい曲はおすすめ。
好きなアーティストや好きな曲を聴くと、それだけで気持ちが軽くなり元気や希望が生まれます。
《メンタル心理ミュージックアドバイザー資格の口コミ》
音楽にはストレスや緊張を解きほぐす効果があるといわれています。この音楽の力を利用して、心身を健康な状態に導いていく方法を「音楽療法」といいます。
音楽療法では心身の悩みや発達の遅れが原因で、他人とうまくコミュニケーションが取れない人のサポートとケアを行うことができます。
メンタル心理ミュージックアドバイザーは、人間の心の側面から学び身体に与える影響を考え音楽の力の作用を理解している人に与えられる資格です。
ここでこの資格を取得した人たちの口コミをご紹介しましょう。
・音楽によるリラックス効果を使い、自分のその日の体調に合わせた曲を選んでいます。心身ともに元気になれます。
・日本ではまだまだ発達途上の音楽療法ですが、心理カウンセラーの仕事に活かしていきたいと思います。
・福祉関連の仕事をしているので、活かせる場がたくさんあると思います。