ダイヤモンドが地球上で最も硬い石、ということはよく知られていますよね。
実はこれが2019年に覆されたこと、ご存知ですか？
なんと！ダイヤモンドより硬い石が見つかったんです。
その石の名は「カルメルタザイト（またはカメールタザイト）」といいます。
【どこで見つかった？】
見つかったのはイスラエルにあるカルメル山です。
カルメル山は日本語で訳されている呼び方で、本来の発音は「カメール」というそうです。
標高は525メートルなので、それほど大きな山ではないですね。
でもキリスト教の聖地のひとつになっている、とても有名な山なのだそうです。
【どんな石？】
カルメルタザイトは今まで宇宙にしかないと思われていた石で、サファイアやルビーと同じ仲間です。
実はサファイアとルビーは結晶が同じ構造をしています。
その結晶のことを「コランダム」といいます。
サファイアとルビーが違う色をしているのは、このコランダムの中の不純物が違うためなんです。
カルメルタザイトはこのコランダムの中から見つかりました。
色はきれいな青色をしているということです。
そのため地名からとった「カルメルタザイト」とも「カルメルサファイア」とも呼ばれます。
この石を見つけた採掘会社のシェファー・ヤミン社は「カルメル・サファイア（Carmel Saphire）」として商標登録しています。
実際にはまだ市場には出回っていませんが、もしそうなったらカルメル山からしか採れない希少性からかなり値段が高くなることは間違いないようです。
いずれは宝石として売り出される予定なので、ダイヤモンドより高くなるかどうか（おそらくとんでもない価格がつくと思われますが…）はその時にわかるでしょう。
どんな宝石なのかぜひ見てみたいですね！
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