七福神という言葉は知っていても、どの神様がどんなご利益をもたらしてくれるか?まではよく知らない人が多いのではないでしょうか?
運が逃げないように、せめてお顔と名前が一致するように覚えておきましょう。
実は七福神のうち、日本の神様は1柱(神様は1人、2人ではなく1柱、2柱(はしら)と数えます)だけ。
それはどの神様なのか??
【七福神の由来】
七福神とは、福徳の神様として古くから信仰されている7柱の神様のことです。
その由来は仏教経典からきています。
七福神は室町時代のころ、幸運や金運、福を授けてくれる神様として、日本で信仰されるようになりました。
海の向こうの世界から来られたということから、七福神はあの宝船にのっているんです。
ではそれぞれの神様をご紹介しましょう。
1.布袋(ほてい)
着物を着崩した大きなお腹と大きな袋が目印の神様です。
この袋(頭陀袋/ずたぶくろ)を持っていたことから「布袋」という俗称になりました。
ご利益は笑門福来福、夫婦円満、子宝などです。
そして布袋様は七福神の中で唯一実在した神様なんですよ。
モデルは中国唐代の禅僧「契比(かいし)」であるとされています。
また弥勒菩薩の化身であるともいわれています。
2.寿老人(じゅろうじん)
名前のとおり老人の姿で杖や巻物(経典)、桃をもち、鹿を従えています。
白く長いひげや長い頭もとっても特徴的。
樹木の生命力から長寿を象徴し、「樹老人」ともいわれます。
ご利益は長寿延命、健康、幸福、子孫繁栄などです。
よく似ていて混同されがちな福禄寿と寿老人。
それはどちらも中国で信仰された、福星、禄星、寿星の三星を併せ持った神様であり、仙人だからなんです。
3.福禄寿(ふくろくじゅ)
その福禄寿は、杖に巻物を持ち、長い頭に白いひげを生やして鶴を従えています。
ご利益は立身出世、長寿延命、子孫繁栄などです。
ここまでの神様は全て中国の神様です。